年末年始のお休みのお知らせ

今年も、あと半月ほどで1年が終わろうとしています。
数年続いたコロナの規制も緩和され、いろいろな制限もだいぶ解除されてきましたが、戦争もおこり物の供給不足と円安による値上げなどまだまだいろいろな我慢はしばらく続きそうな年が続きそうですね。

〜〜〜年末年始・1月の臨時休診日お知らせ〜〜〜
・2023年
 12月30日(土)午前診療・午後休診
 12月31日(日)休診日
・2024年
 01月01日(月)休診日
 01月02日(火)休診日
 01月03日(水)休診日
 01月04日(木)休診日
 01月05日より、通常診療開始
・臨時休診日
 01月08日(月)臨時休診日

〜〜〜冬のキャンペーンのお知らせ〜〜〜
毎年恒例2023年12月01日〜2024年2月29日まで、冬の健康診断と歯石取りのキャンペーンを行なっております。通常より、お得に健康診断と歯石とりが行えます。毎年、後半になると予約が混み合い予約が取りづらくなります。
冬の健康診断は、ほぼフルスクリーニング、歯石取りは、歯科検診や歯科レントゲン検査が全て込みで実施しております。口の中の環境を改善し、健康診断にて何か体で起きていないか?早期に発見、できるだけ早期に治療することが、健康で長生きできるポイントとなります。
健康診断&歯石取りを希望される方は、なるべくお早めにご予約のほうお願いいたします。

今週からクリスマスあたりまで、寒い日が続きそうです。
動物たちも、気温差で体調が崩しやすくなります。
体調の変化には、気おつけて何か様子のおかしい場合は、お早めにご相談ください。



犬の慢性外耳炎:適切な治療とケアでここまで落ち着きます。

慢性外耳炎と診断され、かゆみや再発を繰り返していたり、点耳薬を常備薬として処方されているオーナー様は意外と多いのではないでしょうか?

今回は、慢性外耳炎と診断されたわんちゃんのお話です。
慢性外耳炎と診断され、点耳薬を処方されていたが再発を繰り返しているという相談でした。耳の洗浄後、耳の奥をのぞいていくと耳道の中が黒っぽくぷつぷつと耳垢腺が腫れていて耳道も狭くなっています。鼓膜周辺も、耳垢がびっちりと詰まってました。
治療方針を説明して定期的に通院してもらいながら、その子その子にあった治療を実施していきます。
治療後の写真
耳道内の耳垢腺の腫れもなくなり、耳道も広くなりました。鼓膜もきれいに観察することができるようになりとても良い状態になりました。
今後は、定期的に観察させていただき徐々に通院間隔を伸ばしていきます。
犬の外耳炎はいったんこじれてしまうと、通院回数もおおくなり、長期間治療するケースも多いです。また、慢性的に痒みや痛みを感じているため、治療を嫌がるようになってきます。できるだけ、早期に発見ししっかりと落ち着かせることがとても大切です。

〜〜〜こんな症状がみられたら、お早めに相談を!〜〜〜
□耳が痒い
□耳を擦り付けている
□耳が臭い
□耳垢が多い
□耳が赤い
□耳の周りが、脱毛や毛玉がある
□慢性外耳炎と言われている
□洗浄液や点耳液を常備している

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犬の歯周炎(病)の経過

今回は、前回実施した犬の歯周炎(病)の歯石取り後の経過です。
病状にもよりけりですが、歯石や歯垢の除去をしっかりと治療すると3日程度で、下の写真くらいに炎症が落ちついてくれます。
今後は、歯みがきなどのデンタルケアをなるべく実施していただき、定期的に歯科検診にて観察させていただきながら、その子の歯に対してなるべくベストな方法をフォローアップさせていただきます。

犬や猫でも定期的な歯の健康診断はとても大切です。
リビングでくつろいでいるときにでも、今の歯の状態がどうなっているか確認してみてください。

現在、歯石取り(歯科検診)の冬のキャンペーンを当院では行なっております。下記のような症状が見られた場合は、お気軽にご相談ください。

●こんな症状が見られたら、すぐにご相談・ご来院ください。
□よだれが多い、口の中がネバネバしている
□口の中が臭い
□歯石がついている
□歯茎が赤い
□口の中が出血している
□最近、歯が伸びたきがする
□歯がぐらついている
□食欲がおちてきた
□硬いものを噛まなくなった(食べなくなった)
□口を触ると嫌がるようになった

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犬や猫の歯石は放置して大丈夫!?人と同じように定期的なケアが大切です!

今年も、11月に入りだいぶ寒くなってきました。
秋をあまり感じられずにあっというまに、冬が来ちゃいましたね。

今回は、5歳のわんちゃんの歯の相談のお話です。
歯石が重度に付着しており歯茎が腫れて赤く充血していました。
歯磨きは、毎日しているということでしたが、それにしては歯垢と歯石がだいぶついています。当院でオーナー様にやってもらっている歯みがきの方法とはだいぶ違う方法でやっていることがわかりました。
まずは、歯のクリーニングと歯のコンディションを確認させていただくために、歯石取りを薦めました。
歯石取り当日、全身麻酔後、特殊なライトで歯垢や歯石の状態を確認します。


歯垢歯石を除去したら、歯科レントゲンと目視で歯科検診を行い、現状の歯の状態を細かくチェックしていきます。


最後に歯周ポケット(歯茎の中)の歯石を取った後に、研磨剤をつけて歯の表面をツルツルに磨きます。検査ライトで取り残しを最終確認して終了です。

 

きれいな状態になりました。
歯茎の赤みは、歯垢&歯石も取れたので時間とともにだんだんと落ち着いてきます。

お帰りの際に、今後の歯みがきの仕方やその他のデンタルケアの方法などを麻酔後の話とともに詳しく説明しています。犬や猫の歯みがきの方法や商品にはいろいろな情報が錯誤しているので今現在のベストな方法を丁寧に説明するようにしております。

口の中の疾患は、食欲も元気もあるため歯垢&歯石がついているのは気になるけど、まだうちの子は食欲もあるし元気だから大丈夫と、なぁなぁになっている場合は意外と多いです。

自分の歯にこれだけ歯石がついていたら?歯茎に赤みがあったらどうするかを考えてみてください。

歯が欠けた、折れたで様子を見ましょうと言われるケースも多いです、すぐに相談していただくと、将来的なトラブルを予防できるケースも意外と多いです。
歯の中の状態は、デンタルレントゲン検査でしか確認できないため全身麻酔が必要です。なるべく早めの段階で状態を把握して対策してあげないと、病態が進行してしまい気付いた時には歯を抜くしか方法がなくなってしまう場合が多いのです。

少し早めの歯科相談や歯石とり、歯みがきの習慣化を心がけてあげることで歯を抜かないで済むことができます。犬や猫の口の中の相談は少し早めを心がけてあげましょう。

●こんな症状が見られたら、すぐにご相談・ご来院ください。
□よだれが多い、口の中がネバネバしている
□口の中が臭い
□歯石がついている
□歯茎が赤い
□口の中が出血している
□最近、歯が伸びたきがする
□歯がぐらついている
□食欲がおちてきた
□硬いものを噛まなくなった(食べなくなった)
□口を触ると嫌がるようになった

#動物病院#動物歯科#歯石除去#歯石取り#歯石除去手術#犬歯石#犬歯みがき#犬歯周病#猫歯石#猫歯周病#猫歯肉炎#避妊手術#外耳炎#宮城県#仙台市

 

 

 

 

 

 


犬や猫の歯石とりは、ひどくなる前に実施しましょう。

犬や猫の歯石とり、毎回全身麻酔だしかわいそうと思うオーナーさんも多いかと思います。
しかし、歯垢にいる歯周菌の数はウンチに含まれている細菌よりも数が多いんです。
歯垢は、時間と共にだんだんと多くなってきて歯周ポケットに侵入し歯茎に炎症を起こしたり、歯周組織をどんどん壊していき炎症を繰り返して起こしてしまいます。

炎症を起こした時にでる物質が、血管に入り込んでしまうと全身にまわってしまいさまざまな臓器に病気を引き起こしたり、病態を悪化させる要因にもなります。

歯周病の予防(歯みがき)と治療(歯石とり)を行うことで、全身のいろいろな病気のリスクを下げることができ、健康に生活できる生涯も伸ばすことができます。
歯垢や歯石のつきはじめに早めに歯石とりをしてあげることは、とても大切なのです。

今回は、1歳のわんちゃんの初めての歯石とりのご紹介です。結構、早いタイミングなのでびっくりされる方も多いと思います。
(左)歯石除去前            (右)歯石除去後

左右の犬歯と奥歯に歯石が付着し、歯に接している歯茎も赤みを帯びています。
歯垢や歯石の付着を確認できる特殊なライトを当てると奥歯周りはほとんど歯石や歯垢で覆われていました。
これを、1本1本器具や機械を用いて歯垢と歯石とりを実施しています。
大まかな処置を終わらせて、引き続き歯科検診を行います。
肉眼で見える所見と、歯科用レントゲン装置を用いて歯の全体の写真を撮り歯全体の状態と何か病気が起きていないかを念入りにチェックします。
歯科レントゲン検査の写真

歯垢や歯石除去もとても大切ですが、歯の状態を観察するには歯科用レントゲンでの検査は必ず必要です。歯の根が折れて残っていたり膿んでしまっていたりと見えないところで病気が進行していることがあったりします。
チェックが終わったら歯面を研磨剤をつけてツルツルに磨き、口の中を洗浄したら歯石とりは終了です。その後は、口の周りをきれいにして乾かしてから麻酔から覚まします。

オーナー様が、迎えに来院された際には歯とレントゲンの写真を見ていただきながら現在の状態の説明をし、歯みがきなどのやり方などのアドバイスの説明をして定期的に歯の観察を行いながら健康な歯の状態を保っていけるようにしています。
こんなプレゼントも!

当院で歯石とりや歯科治療を実施した場合は、自宅で再度歯みがきを復習できるように歯みがきのやり方の動画もお渡ししております。

歯周ポケットが一度形成されてしまうと、ほとんど再生することはないため、歯石とりをしてもまたすぐに歯垢や歯石がつきやすくなります。動物の場合は、人で4−5回で治療することを1回の麻酔で全て行います。歯周ポケットの中の治療は、痛みを伴いますし鎌状の器具を使用するため無麻酔でなんか絶対にできません。早い段階で歯石とりを実施することで歯周ポケットの形成を防ぎ、わんちゃんやねこちゃんに対しての麻酔時間も短くなりますし、ひどい場合に比べると痛みもより少なく行うことができます。

歯みがきをできるだけがんばって、どうしても歯石とりが必要なときはなるべく早い段階で考えてあげるように、お願いします。