遅くなってしまいましたが11月休診日のお知らせとデンタルガム商品のお知らせをいたします。

もう少しで10月も終わり・・・
今年も残すところあと2ヶ月ですね。肌寒くなってきたこの季節、みなさんお変わりはないですか?

遅くなってしまいましたが
11月休診日のお知らせをいたします。

*11月03日(金)
  祝日のため午後休診
*11月23日(木)
  祝日のため午後休診
*11月26日(日)
  勉強会出席のため午後休診

ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。

また、当院ではただいまオーラベット1週間おためしパックを販売中!

オーラベットは、デルモピノールという成分配合のわんちゃん用デンタルガムです。デルモピノールは歯の表面の歯垢の形成や除去に対して有用な成分です。唾液でだんだん柔らかくなって食べやすく、安全性の高いデンタルガムです。
『うちの子食べてくれるかな?』
『そろそろ歯ブラシしてあげなきゃとは思っていたけど・・・』
そんな方に!まずは、1週間!!口臭の減りを実感してみてはいかがですか?

うちのクウも大好きです❤️

動物看護師 加藤


ちゅ〜るメーカーやってみました!

猫ちゃんの大好物のちゅーる!!
ちゅーるちゅーる♪ちゃおちゅーるー♪でお馴染みですよねっ♫
なんとそのちゅーるのCMをアプリで作れるそうなので早速アレックスのにゃんこ達で作成してみました😆👍

テイク1『ゆきみやきもち編』

ゆきみが、おやつ狙いで撮影の邪魔をしてしまったので失敗・・・😓

テイク2『とらきち編』

個人的にはとっても癒される動画になりましたが、虎吉のみの出演なので苦情殺到のためでボツ😴 

テイク3 『まりも出演拒否編』

末っ子のまりもがまさかの出演拒否・・😢
なかなかアレックスのにゃんこ達全員(3頭)を動画に収めるのは難しいものです😩💦💦

また暇を見つけてチャレンジしてみますのでお楽しみに〜✋🐱


歯牙破折:犬や猫に硬いおやつは要注意!硬いおやつやおもちゃは歯が欠けたり折れる原因になります。

歯牙破折(平板破折、磨耗、露髄)
犬や猫で歯が折れた!かけた!と慌てて来院されることは意外に多いです。
特に多いのは、ひづめのおもちゃやアキレス腱や歯磨きガムなどの硬いおやつをあたえたら欠けてしまったとこられるケースです。

硬いおやつで破折した左上顎第4前臼歯

上の写真は、「ひづめのおもちゃ」を与えて左の上顎第4前臼歯が破折してしまい来院された子の写真です。犬や猫の前臼歯は「裂肉歯(シザーバイト)」という肉食哺乳類にみられるハサミの様な構造をしており、皮や筋肉を切り裂くための形をしています。そのため、硬いおやつやおもちゃなど噛み切れない硬さのものを与えると刃こぼれを起こすように歯が欠けてしまいます。
特に、上顎第4前臼歯(上顎奥歯の一番大きい歯)は接地する面が大きいため、歯が最も欠けやすい場所です。先日もお話ししたように、歯が折れた・欠けたてしまった場合は、歯髄に感染が起きる前に治療をすることが大切なためお早めの来院をお勧めします。そのまま放置していると痛みで口を触らせなくなったり、首を傾げたり、片側でご飯やおやつを食べるようになったり、ひどい場合には、鼻やほっぺに瘻管をつくり鼻水や頬が腫れたり、膿がでてきたりすることもあります。

今回は、「犬や猫の折れた歯・欠けた歯を残す治療」ひづめを与えたら左上顎第4前臼歯が破折し露髄をおこし、抜髄根菅治療を実施したケースのご紹介です。犬で、一番多く見られる第4全臼歯の破折です。

ひづめのおもちゃにより破折した左上顎第4前臼歯


口を痛がり何かおかしいな?と思い口の中をのぞいたら歯が欠けていたのを見つけ、折れた歯を残したいと来院されました。見つけたのは3日前ほどということなので、早めに全身麻酔下にて、破折した場所を検査し治療を行いました。

探針ブローブ検査で露髄を確認

肉眼的には、赤く露髄している箇所があり、周囲にうっすらと歯石があるため破折して直後の可能性は低そうです。探針プローブで検査すると露髄を確認できました。

歯科レントゲン検査でも、根尖への感染も認められないため、今回は受傷から2日以上たっている可能性が高いため、歯髄への感染も考えて、抜髄根菅治療にて治療していきます。
 
第4前臼歯は、歯の根が3本(3根歯)のため2カ所に穴を開けてアプローチし1本1本歯髄の中の血管と神経をファイルを大きくしながら取り除いていきます。
時折レントゲンで確認しながら、尖端まできちんとファイルが入っているか確認をしながら治療を進めていきます。とても時間のかかる処置です。


歯髄の中の血管と神経をきれいに除去をできたら念入りに消毒と乾燥をして、充填材で歯髄を密閉し、充填材がしっかりと入っているか歯科レントゲンで確認します。

充填材が入っていることをしっかりと確認できたら、最後に穴の開けた部分を、歯科用のレジンで埋めて綺麗に磨いて治療を終わりました。今後は、半年〜1年毎に感染が起きてないないか治療後3年目くらいまで歯科レントゲン検査で歯の根の状態を経過観察をしていきます。

犬や猫の歯が折れてしまった・欠けてしまったときは、「犬や猫の歯を残す治療」を行うこともできます。露髄している場合は、数日以内に治療を行うことで歯を残せる可能性を高くすることができます。

ひづめのおもちゃアキレス腱や歯磨きガムなどの硬いおやつやテニスボールやゴム製のおもちゃ、ゲージを噛むなど、歯を折れたり・かけたりする原因は身近に多く存在しています。犬や猫の歯を気にされているオーナー様も多いです。そのため、ペット用品コーナーで歯石予防や歯みがき効果などと記載されて販売しているおもちゃやおやつをいろいろ試してみたくもなるお気持ちもとてもわかります。
しかしながら、毎日の歯みがき以上に効果のあるデンタルケアは残念ながら存在しません。(もしあるなら、人が歯みがきをしないですよね?)
できるだけ、1日1回の歯みがきを習慣化し、なるべく歯が欠けたり折れたりしてしまうような硬いものを与えるのはできるだけ避けるようにしましょう。どうしても硬いおもちゃやおやつを与えないといけない場合や、ゲージなどを噛んでしまう場合は、定期的に口の中を覗いて欠けたり折れたりしていないかみてあげましょう。






口鼻瘻管:犬や猫の鼻から鼻水や鼻血がでる。それは、歯が原因かもしれません。

■口鼻瘻管(こうびろうかん)とは、
犬や猫の口と鼻が病的に繋がってしまう状態のことを言い、犬の歯科では比較的多く遭遇する病気です。犬種的には、ミニチュアダックフントに多く遭遇します。猫でも起こる場合はありますが犬に比べると稀です。

口鼻瘻管:犬歯が脱落し鼻腔に穴が空いている

歯石を放置したままにしていると歯周病が進行していき細菌によって歯槽骨(顎骨)をだんだんと溶かしていきます。上顎で歯周病が進行してしまうと、場所によっては歯根と鼻の穴の間の骨が非常に薄い部分で口鼻瘻管を形成することがあります。同様に下顎で歯周病が起こると骨が溶けてしまった場合は、骨の薄い部分で骨折することもあります。

■口鼻瘻管の症状は、
 ①鼻水や鼻血がでる
 ②くしゃみをする
 ③鼻の穴から食べ物や白い塊がでてくる
などの症状で来院されることが多いです。病院に来院された時に、歯が抜けてしまい目視で口鼻瘻管が存在している場合もありますし、歯がそのまま残っていて歯周病が見えないところで進行してしまい鼻水やくしゃみといった症状で病院にかかり全身麻酔下での検査で口鼻瘻管と診断される場合もあります。

今回ご紹介するのは、少し口鼻瘻管の場所を探すのに苦慮した子です。左の鼻腔より緑色の鼻水がでると来院されたわんちゃんです。 "口鼻瘻管:犬や猫の鼻から鼻水や鼻血がでる。それは、歯が原因かもしれません。" の続きを読む


秋の健康診断実施中です。健康診断は病気の早期発見だけではなく、健康であることを確認するための検査でもあります。

当院では、秋の健康診断を実施しています!
元気だから健康診断はいらないと思っていても・・・愛犬、愛猫の体の中でいつのまにか小さな変化が起きているかもしれません。秋の健康診断では、腎臓や肝臓が正常に働いているかと、赤血球や白血球の数を数え、貧血や炎症・感染などは起きていないかなどを調べることができます。
また、今回から新しく追加されたSDMAの検査では、腎臓病が従来の検査より早期発見できます。従来の血液生化学検査は、腎臓の機能が約75%以上失われていないと異常が検出できないと言われています。しかし、このSDMAの検査では約40%の機能が失われた段階で数値が高くなるとされています。
当院の看板猫のまいちぇる(約6歳)も元気で食欲旺盛でしたが、検査を受けた結果腎臓病だと分かりました。
現在は療法食と飲み薬で治療をしながら元気に過ごしています。

当院では健康診断を、7歳までは年に1回・8歳以上は年に2回をおすすめしています。元ぜひ、ご検討下さい。詳しくはスタッフまで!!


動物看護師 加藤