よく「老人イボ」と言われる皮膚に発生する腫瘤(イボ・できもの)。多くの場合は良性ですが、悪性の場合もあるため注意が必要です。ひどくなり全身麻酔ができない場合に、レーザー蒸散法という方法もあります。

こんばんわ。仙台は本日で27日連続の雨…
雨は嫌ですが、気温も涼しく熱中症の子も今年は少なくて、今シーズンはすごしやすくていいなと思っていたら。病院内の洗濯物が乾かない!乾燥機がフル稼働…病院裏は猛暑となっております。今回は、最近治療していた局所麻酔での半導体レーザー蒸散法で皮膚の腫瘤(イボ)のお話です。

頭や背中などにぽこっとできた「イボ(できもの)」。「老人イボ」だから大丈夫!といわれたと、聞くことも多いです。多くの場合は良性腫瘍ですが、中には悪性の場合もありますのでそのまま放置していても100%大丈夫というわけではありません。

皮膚にできた腫瘤(イボ)


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8月に入りました。病態の重い子の入院や手術が続いております。

7月は、病状の重い子もいつもの年と比べて少ない感じで溜まった書類の整理や散乱した読みかけの医学書を読める時間も多くのんびりとした病院内でしたが、8月に入ってからは重い病態の子の入院や手術が立て続いてしまい、連日深夜の入院した動物たちの見回りや立て続けの夜間オペなどで少し寝不足と疲れ気味です。

できればお盆前に帰してあげたかった子もまだ入院しています。だいぶ元気になってきましたが、病院のお盆休みは返上になりそうです。そんな、日が続いてバタバタしているところに、薬棚のところにハガキが置いてありました。
先日、歯科治療で来院されたオーナー様よりの届いたお礼のハガキ、まいちぇるにもまた会いにきますね。と嬉しい一言も!疲れがたまり、もう体力的にも限界と思っていたところで、病気の子が元気に回復している姿や、こういったお葉書が届いたりすると、獣医師をやってよかったな!また頑張ろうと疲れていてもやる気が湧いてきます。おハガキを頂きありがとうございました。

現在も、夜間の入院の見回りの合間で、このブログを書いています。さて、入院している子たちのために、もう少し頑張ります!


犬や猫の歯が折れた!は1〜3日以内の診断と治療が大切です。様子を見ないで、すぐに動物病院に相談しましょう。セメントで埋めたり歯内治療などで歯の修復や保存が可能です。

犬や猫の破折、咬耗や摩耗。エナメル質形成不全、う蝕、破歯細胞性吸収病巣などの歯が欠損する疾患、歯内治療(保存修復)

犬や猫の抜髄根管治療(歯内治療)
歯内治療とは歯の中の歯髄(血管と神経)を抜き取りなかに詰め物をして感染を防ぎ歯を残す治療法のことです。

犬や猫は、落下事故や交通事故、硬いおやつやおもちゃなどを噛んだりすることによって歯が折れてしまうこと(破折)があります。
歯髄まで病変が及んでいない場合は、歯表面(エナメル質や象牙質)の損傷部位をドリルで削ってセメントで埋める処置(間接覆とう法)でほとんど元の状態に治すことができます。
折れる場所が悪く歯髄まで病変が及んでしまっている場合(露髄)は、歯内治療が適応される場合があります。もし折れてしまい露髄しているような場合は、
⇨1歳未満であれば3日以内
⇨2−3歳くらいの年齢であれば2日以内
3歳以上の子であれば1日以内
なら、歯の表面をセメントで埋める(直接覆とう法や生活歯髄切断術)という方法での治療することができます。それ以上の日にちがたっていた場合は、抜歯術歯内治療抜髄根管治療)などの処置で治療を行うことが多いです。

一般的に動物の歯の破折が認められた場合、露髄してからの時間で歯髄保存療法をおこなった場合の成功率は、
0〜48時間以内:88.2%
48時間〜1週間:48%
1週間以上:22.3%以下
と言われています。


歯内療法で抜髄しなければいけない歯は、露髄から時間が経っていて歯髄に感染を起こしている歯です。痛みをともなっている場合もありますし、そのまま放置していると歯根に膿瘍を作ってしまい、歯茎やほっぺが腫れてしまったりひどい場合には皮膚や鼻から膿が出てしまったりしてしまう場合もあります。

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新しい生体情報モニタと血圧計が導入されました。

麻酔や緊急時により詳しく状態を把握できるように、生体情報モニタを導入しました。
今回導入した装置はフクダエム・イー工業のバイオスコープAM130Fというフルスペックの生体情報モニタです。

麻酔や緊急時には下の項目を測定しながら動物の状態を確認しています。
 1.心電図(ECG)
 2.末消動脈血酸素飽和度(SpO2):(透過式・反射式
 3.観血的血圧測定
 4.非観血的血圧測定
 5.体温
 6.終末呼気二酸化炭素分圧(EtCO2)
 7.カプノグラム
 8.麻酔ガス濃度
 9.吸入酸素濃度
10.換気量
黒:以前より測定できたもの 緑:別の装置で測定してたもの
赤:新しく測定できるようになったもの

1〜4は循環器系、6〜10は呼吸器系を主にみています。今回の装置は、特に呼吸器系の状態や麻酔器の状態をより詳しく見れるようになりました。麻酔時のモニタリングとしては最低でも5つの項目はモニタできれば望ましいと言われていますが、この装置は最大で10項目測定できる生体情報モニタです。
麻酔記録の管理システムも同時に導入していますので、麻酔カルテも簡単に確認できるようになっています。同じような状態の子の手術をするときや、以前手術した時の麻酔の状態はどうだったか?を全て記録として保存でき確認できますので、より精度の高い麻酔法を実施できるようになるためとても心強いです。


旧装置は、引退せずに集中治療室や入院室で重症患者用の生体情報モニタとして使用していきます。以前は、手術の時に移動したりと大変でしたが、これからは専用で生体情報モニタと入院監視カメラで常時確認できるようになります。お預かりもより安全にできるようになります。

そして、スタッフからの要望で新しい血圧計も導入しています。
こちらは、診察室で使用してますので、目にする機会も多いかと思います。今まで使っていた血圧計もサブ機として血圧測定が重なった時に使用しています。

血圧は心臓病や腎臓病などを早期発見したり、現在の病態を知ることのできる痛みのない検査です。診察の時にお声がけいただければいつでも測定しますのでお気軽にスタッフにお声がけください。